「思い出に寄り添う家具」
ありふれた日常の記憶。目を閉じると思いだ出す風景があります。
家族で囲んだ食卓、お気に入りだった椅子、ぎっしり本が詰まった棚や落書きをした机。
色褪せない思い出の傍にはいつも家具があります。
お客様の大切な日々と共に何年、何十年と時を紡ぎ、人それぞれの歴史を刻み続ける家具。
木材という美しい天然の素材、職人達の美しい無骨な手、
そして洗練された美しいデザイン。
私たちは思い出の片隅にいつも寄り添う家具を作り続けます。
「機能美としてのデザイン」
M-CRAFTのモノ作りは、家具だけを考えたデザインではありません。
家具と共にある空間、人との一貫した流れを大切にしたデザインでありたいと考えています。
生活の道具としてずっと気持ちよく使っていただく中から初めて、「機能の美」というものが生まれるからです。
めざすのは「日本の家具」です。
日本”風”ではなく、また日本”的”でもない「日本の家具」。
それはただ外見がシンプルなだけの家具ではなく 簡素さと気配りという内から生まれる美しさを持つ家具です。
デザインに特別な意味を持たせるつもりはありません。
ただ、デザインから感じていただける思いを織り込んでいます。
私たちにとって、デザインは共感へのメッセージなのです。
デザインについて
「機能美としてのデザイン。」
私たちのモノ作りは、家具だけを考えたデザインではありません。
家具と共にある空間や人との一貫した流れを大切にしたデザインでありたいと考えています。
生活の道具としてずっと気持ちよく使っていただく中から初めて、「機能の美」というものが生まれるからです。
めざすのは「日本の家具」です。
日本”風”ではなく、また日本”的”でもない日本の家具。
それはただ外見がシンプルなだけの家具ではなく簡素さと気配りという内から生まれる美しさを持つ家具です。
デザインに特別な意味を持たせるつもりはありません。
ただ、デザインから感じていただける思いを織り込んでいます。
私たちにとって、デザインは共感へのメッセージなのです。
フォルム
マルケイの家具は直線を基調としたシンプルなラインが特長です。
引出し
スライドレールが底板裏にあるので外から見えません。また、レールを下側に設置したため、内寸が広がり収納力が上がっています。
木脚
木脚の一部製品には、高さを調整できるアジャスターが付いています。
material
M-CRAFTの選び抜かれた素材一枚一枚
杢を読み、見極める
素材について語るとき、”木味(きあじ)"という言葉を使います。
カナダのメープルにはカナダのメープルの木味。
北海道のナラには北海道のナラの木味。
人が環境によって気質が違うように、同じ木でも性格がまったく違います。
創業から97年の間に伝えられ、培われてきた確かな眼。
命ある木材をムダのなく製材し、人と環境にやさしい素材を使う。
そして、何十年も使いつづけられる木製家具を作ることが 木と環境へできる心遣いだと考えています。
ウォールナット
walnut
クルミ科 落葉広葉樹。北アメリカに生育。銃床や時計など精巧な器具材や、高級車の内装にも使われる高級材です。暗い褐色で磨き込むと特有の色とともに艶と光沢を増し、渋い色に変わり、落ち着いた威厳と優雅な雰囲気をかもし出します。
ホワイトアッシュ
white ash
モクレン科 落葉広葉樹。北アメリカに生育。色が白くきれいでとても木味がよい材です。木理は通直で簡単に曲げることができ、衝撃にも強いという特性を備えています。川沿いの低地で生育したアッシュは軽くて柔らかく、高地で生育したアッシュは成長が遅いため重く堅いという特徴があり、家具のほかにハンドルやバットにも使われています。
アルダー
alder
カバノキ科 広葉樹。太平洋の北西海岸やヨーロッパーに生育。 広葉樹にしては比較的柔らかい材で、加工性には優れる。特にロクロ加工に適す。 乾燥は速く、材の安定性は良好。しかし、保存性は低い。材面はブラックチェリーに似るが木肌が少し粗い。
オーク
oak
ブナ科 落葉広葉樹。北アメリカに生育。適度に堅く、強度・耐久性に優れ、収縮が小さく、液体を通し辛い性質をもつため、ウィスキーの樽にも使われています。ヨーロッパではオークは”キング・オブ・ザ・フォレスト(森の王様)”と呼ばれています。
ハードメープル
hard maple
カエデ科 落葉広葉樹。カナダ・アメリカ北東部に生育。緻密で狂いが少なく衝撃に強い材質です。棚物家具に使われたり、ボーリング場の床などに使用されています。材は時間がたつとメープル独特の美しい飴色に変化します。
ナラ
oak
ブナ科 落葉広葉樹。北海道から本州・四国・九州にかけて生育。柾目面の斑(ふ)と呼ばれる模様が入るのが特徴です。特に斑が大きく虎の毛のような斑点模様に見えるものを虎斑(とらふ)と言い、希少素材とされています。
ブラックチェリー
black cherry
バラ科 広葉樹。木質はやや軽軟で加工は容易。木肌は緻密で表面の仕上がりは美しい。心材は耐久性があるが、辺材は虫害に弱い。乾燥はかなり速いが、収縮率はやや高い。 材面に、樹脂痕による黒い斑点や筋状の模様が入るのが特徴で、これを「ガムポケット」と呼ぶ。
桐
poulownia
ゴマノハグサ科 落葉樹。北海道南部から南の各地に生育。福島県の会津桐や岩手県の南部桐などが有名です。日本産の木材の中でも最も軽軟で湿気を通さず燃えにくいという特徴があります。その性質を活かして、昔から家具の材として使われているほかにも金庫の内箱や下駄浮子などいろいろな用途で使われています。
繊細なモノづくりをする無骨な手
〜職人〜
技術や知識、それを修めるに至った経験、その全てがそれぞれの職人の手には刻まれています。
その手が自然が作り上げた木材の美しさに、新たな美しさや強さを加えていきます。
M-CRAFTの家具は、この手たちによって作られています。
武骨な手が紡ぐプライドのあるデザイン家具。
M-CRAFTのマイスターを紹介します。
M-CRAFT MEISTER FEATURE
OGAWA TSUTOMU「難しいことは言えませんが、心を込めて作ってます。」小川 勉 生産部 部長 41年目 それぞれの部署が最大限に稼動できるよう各工程のスケジュール管理、進行状況の把握に常に注意しています。 生産の遅れは商品を待ってくださっているお客様へ迷惑をかけますから。難しいことは言えませんが、、、心を込めて作ってます。 |
MATSUOKA TAKESHI「一枚一枚、板と向き合い見極める。手間はかかるが一番大切なところ。」松岡 威 資材部 51年 マルケイに入って50年以上経ちました。 出来るだけいいものを作ろうという思いで作業しています。大変なこと?毎日大変!後で考えられる反りや割れを最小限におさえるため、板の杢目や特徴を読み取り、しっかり見極め工夫をしています。手間はかかるけど一番難しく、一番大切なところなので、一枚一枚の板としっかり向き合っています。 |
TAMURA NORIOKI「人の技術は完成することはない、と思いながら家具を作っています。」田村 憲興 資材部 23年目 今の職人は機械を使いこなせなければいけない。 時代とともにニーズやデザインが多様化し、はじめは戸惑いもあったが今は対応するのが当たり前だと思う。挑戦することがお客様の満足へつながり、新たな技術を得ることにもなる。 職人の技も途上でしかなく技術は完成することはないと思いながら家具を作っています。 お客様に喜んでもらいたいです。 |
UNE YOSHIYUKI「丈夫な家具を組む為に大切な工程。価格以上のものを届けたい。」宇根 幸良 機械場 次長 21年 品質・段取り・機械などいろんなことに常に神経を使っています。 部材の種類ごとにNCデータを作成するのですが、ここで問題があると家具は組み立てられません。なのでこの時は特に集中します。丈夫な家具を組む為に大切な工程です。価格に対し、それ以上のものを届けようという思いで作っています。 お客様いちばん! |
HAYASHI NAOKI「少しでも長く使ってもらえるよう“正確さ” を大事にしています。」林 直樹 機械場 課長 7年目 寒くても暑くても一生懸命家具を作っています! 少しでも長く使ってもらえるよう “正確さ” を大事にしています。家族の思い出のひとつになれたら嬉しいですからね。技術と想いの両方なければ、いい家具は作れません。 これからも同じ想いで家具を作っていきます。 |
ウォールナット
クルミ科 落葉広葉樹。北アメリカに生育。銃床や時計など精巧な器具材や、高級車の内装にも使われる高級材です。暗い褐色で磨き込むと特有の色とともに艶と光沢を増し、渋い色に変わり、落ち着いた威厳と優雅な雰囲気をかもし出します。
ホワイトアッシュ
モクセイ科 落葉広葉樹。北アメリカに生育。色が白くきれいでとても木味がよい材です。木理は通直で簡単に曲げることができ、衝撃にも強いという特性を備えています。川沿いの低地で生育したアッシュは軽くて柔らかく、高地で生育したアッシュは成長が遅いため重く堅いという特徴があり、家具のほかにハンドルやバットにも使われています。
技術について
「必要なのは技術と心です。」
家具産地・府中として300年の歴史の中で、ゆっくりと伝えられ、培われてきた確かな技術。
そして伝統を継承しているマイスター(職人)としての誇りが、目に触れないような構造にも決して手を抜かないという強い思いを生んでいます。
大自然が作り上げた原木の美しさに人の手で強さと新しい美しさを加えていきたい。
“こだわり”という心です。
蟻組(ありぐみ)
木を指指を組んだように組み合わせる伝統的な技法です。組み合とわせる事で反りを止め合い、より強度が増します。
千切り留接ぎ(ちぎりとめつみ)
接合部の強度を高める工法です。木と木を繋げる際木の収縮により、つなぎ目に隙間が生じないようにするため鼓(つづみ)形の堅木の木片をうめ込みます。
摺込み(すりこみ)
手カンナ加工の1つです。引出しが緩くなく固くない、ちょうどよい具合で引き出せるように何度もカンナで引出しを薄く削り調整する加工です。職人の非常に高い技術が必要です。
木釘(きくぎ)
引出しの底などに使われる木製の釘です。引出しの底板と一緒に磨り減り、釘だけが飛び出すことがないので棚を傷めません。木との相性や多湿な日本の風土を考えた昔からの知恵です。
一瞬の判断。職人の目。
木を大まかに切った後、接ぎ合わせて板にするために4面に鉋をかけ、厚みと幅を揃えます。家具になった後、反りや歪みを最小限に抑えるように、木のもつ反りの方向を見極め削ります。ほんの一瞬で反りを判断する目。ここに熟練の職人の技術があります。
一枚一枚 板に向き合い個性を見極める。
木は水分を吸ったり吐いたりし、周りの湿度変化に対応しています。水分量の変化で木は収縮・膨張を繰り返すため、反りや割れが生じる可能性があります。反りや割れを最小限に抑えるため、木表・木裏を考慮し、杢目が美しく見えるよう熟考してから接ぎ合わせます。杢目の美しさ。これが家具の真髄です。
鉋削り。匠の技。
引出しが緩くなく固くない、ちょうど良い具合で引き出せるよう、面が合うように何度も鉋で引出しを薄く削り調整します。最終仕上げには、匠の技の象徴。職人の高い技術が必要な鉋加工が欠かせません。
塗装。表情の決定。
塗装はただ塗るだけではありません。幾種類もの塗料から思い通りの表情・艶になるものを選ぶことからはじまります。塗装ひとつで同じ家具でも全く違う雰囲気になるため、塗料の調合を行ないいくつもの色を比べ納得のいる色を決めるなど事前に多くの時間をかけます。ムラにならないように仕上げる塗りの技術も定評があります。