家具作りの基盤となる素材選び。ベテランによって選び抜かれた木材のみがエムクラフトへ到着し、毎日を彩る家具になります。
草木生い茂る森の中、屈強な体躯を持つプロが厳選された巨木を赤スプレーのマークを元に伐採していきます。
そうして伐採された木を運び出しやすいサイズに丁寧にカットすると、美しい木味が顔を覗かせます。
丸太は提携先の工場で皮を剥かれ、製材所で荒製材され、その後仕分けへ。 仕分けにあたっては家具として使用するのに欠陥がないか、多数のスタッフがチェック・ランク分けに携わっています。
そうして厳正に見極められた板材は桟木を使って桟積みにされます。
生きている木は地上から水分を吸収し含有します。
伐採され、丸太になり材への製材工程を踏む中で少しずつ蒸発していきますがが、水分量が多い状態の木材で家具にすると、完成後も乾燥し続け変形や不具合を生じる恐れがあるといいます。
桟積みは板材に空気を通し乾燥させ、含水量を調整するための大切な工程なんですね。
そうやって長い時間と手間をかけてようやく調整の完了した木材は倉庫で静かに日本への出発を待ちます。
遠くの異国の森から運び出し、確かな品質をつくり出し、時間と職人の技で磨かれ、私たちの元へテーブルやチェアとなって届けられているのです。